国が土地を引き取ってくれる?

古い書類の束

最近、はじめて土地相続を経験しました。
いざ自分で手続きをしてみると、思っていたように行かないことや、どうしたら良いか分からないことが多く、とても困りました。
これから何回かに分けて、実際にやってきたことを投稿して行きたいと思います。
私のケースはほんの一例に過ぎませんが、これから相続手続きされる方に、少しでも参考になれば幸いです。

知らない土地の権利証

父が他界し遺品の整理をしていると、その中に土地の登記済権利証がありました。
見てみると、全然知らない土地が3箇所。父の字で「ほぼ価値無し」というメモが書かれているほかは、何のヒントもありません。
地目は山林で評価額はそれぞれ1万円位。身内に聞いても誰も知らない。
まずネットで地図検索して航空写真を見てみると、周囲は一面の緑です。山林、確かに。
自宅からは行くだけでも半日はかかりそう。なんでこんな土地を持ってたんだろう?
誰も相続したがらず、でも、遺産分割協議を終えないと相続全体が進まなくなります。
ひとまず自分の手で処分しようと考え、一旦この土地は私が相続することにしました。
国の買取制度もあると聞いていたので、最後はその手もあるしな〜と、この時は軽く考えていました。

相続登記が義務化

2024年度から相続制度が変わり、遺産分割から3年以内に相続登記しないとペナルティが課されます。

所有者不明土地の解消に向けた民事基本法制の見直し

ずっと放置しておくわけにも行かないので、すぐに手放してしまおうと思い、まず考えたのは次の3つです。

1. 売却
2. 無償で譲渡
3. 国の買取制度を利用

「売却」は、素人目にも無理そうなので、手間暇も考えてすぐ断念しました。
次に、無償譲渡。可能性があるとすると、隣地の所有者を探して、その方にお譲りする。多少の費用を払ってでも、貰ってくれるならありがたい。
ただし、自分にとっては縁もゆかりもない土地です。隣人を調べるのにも時間がかかりそう。。
ということで、最初から国の買取制度を利用することにしました。

今回はここまでです。お読みくださり、ありがとうございました。

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