相続土地国庫帰属制度の概要

2023年4月から「相続土地国庫帰属制度」が始まっています。法務省のページはこちらです。

 相続土地国庫帰属制度について
 相続土地 国庫帰属制度のご案内[第2版]

相談窓口

とりあえず聞いた方が早いと思い近所の法務局に行ってみると、本局にしか対応窓口がないとのこと。仕方ないので本局へ行くと、今度は「予約はしていますか?」と。休みを取ってきた手前、少し粘ってなんとか5分程度話を聞けましたが、事前予約が必要なのでご注意ください。2024年10月からはWeb相談も始まっています。

 相続続土地国庫帰属制度の相談対応について 
 法務局手続案内予約サービス

制度の概要

窓口で「相続土地 国庫帰属制度のご案内」の冊子をもらえたので、家に帰って読みました。大きな流れは以下の通りです。

 ステップ1 法務局への相談
 ステップ2 申請書類の作成・提出
 ステップ3 負担金の納付

ステップ1 法務局への相談

資料

相談にあたり次の書類が必要になります。用意できるものだけで大丈夫です。 

  • 登記事項証明書又は登記簿謄本 
  • 法務局で取得した地図又は公図
  • 法務局で取得した地積測量図
  • その他土地の測量図面
  • 土地の現況
  • 全体が分かる画像又は写真
  • 市町村から届く固定資産税納税通知書

相談は事前予約をして、「相談票」と「チェックシート」を作成し当日持参します。帳票は「相談対応について」のページに置いてあります。

 相続土地国庫帰属制度の相談対応について

費用

  • 相談

   無料です。

  • 審査手数料

   土地一筆当たり14,000円です。申請しても却下されたり、途中でやめた場合でも返金されません。収入印紙も必要です。

  • 負担金

   国が引き取り可能と判断し、帰属が承認されると負担金を納付します。土地一筆あたり原則20万円ですが、土地の種類(宅地、農地、森林、
   その他)や、条件によっては面積に応じた費用がかかります。自動計算シートも用意されています。

    負担金の自動計算シート

  • その他

   所有権移転登記の費用がかかります。

審査期間

  申請から8ヶ月程度かかるようです。

今回はここまでです。お読みくださり、ありがとうございました。

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